心を惹きつけるメッセージデザインのコツとは？テンプレートもご紹介

魅力ある「言葉」は心を惹きつけ、忘れたころでも思い出させてくれる力があります。
広告においても言葉は大事な要素の1つです。言葉の使い方や表現の方法は広告の魅力を大きく左右します。
もし広告を出すならなるべく魅力的なものにしたいですよね。

そこで今回は、建築現場において広告の効果性を高めるメッセージデザインのコツや、人の心を惹きつけるおすすめのテンプレートをご紹介します。

表現方法一つで変わるモノの印象

モノの印象というのは表現方法一つでガラリと変わることがあります。

例えば、イギリスのオンラインマーケティング会社「Purple Feather」が制作した「The Power of Words」というタイトルのCMが話題を呼んでいますが、そのCMは表現方法による印象の違いを教えてくれます。

その内容は以下の通りです。
目の見えないあるホームレスの男性が「I’M BLIND PLEASE HELP（私は目が見えません、助けてください）」と書いた段ボールを脇に置いて道端に座っていました。
通行人のほとんどは関心を示すことはなく目の前を通り過ぎていき、お金を恵んでくれる人は稀でした。

そんな時に、彼の前を通りがかった一人の女性が段ボールの文章を書き直しました。
彼女が書いたのは「IT’S A BEAUTIFUL DAY AND I CAN’T SEE IT（ステキな日ですね、私はそれを見ることができませんが）」という文章でした。

するとどうでしょう。それまで無関心だった通行人の多くがホームレスに恵んでくれるようになりました。
このCMは「言葉の力」を的確に表現した動画として多くの人の共感を呼びました。
言葉を受け取る人が感じる印象というのは、表現方法一つで大きく変わることがわかりますね。

メッセージ性を高めるコツ

メッセージ性を高めるコツ（手法）は、表現媒体や表現対象によって変わってきます。

例えば、詩や俳句を書く場合などは、直接的な表現でなく、ぼかした表現やたとえた表現がその作品の質をぐんと上げますが、広告におけるキャッチコピーなどのメッセージはぼかすと受け手に伝わりません。

また、その中でもお菓子などのパッケージの広告になってくると、比喩やユニークな表現が活きますが、現場のイメージシートなどの広告デザインで企業の紹介を行う場合には「安心」や「信頼」などの要素が前提にあるため、大げさな表現には注意が必要です。

「誰」に「何」を伝えたいのかを明確にする

メッセージ性の高い広告を作るには、まず「誰」に伝えたいのかを明確にすることが大切です。
広告というのは、読み手が「自分に対して発信されたもの」と感じた時に、その心に響くメッセージになるからです。
メッセージを伝えたい相手の年齢層や性別、職業、エリアなどを明確にして、その人たちに向けて発信するということを意識することが重要になります。

また、「何」を伝えたいのかをはっきりさせることも大切です。
会社やサービス、商品の魅力を伝えたいのは当然として、「なぜそれが魅力なのか」「どんな人にとって特に魅力的なのか」といったところまで掘り下げて考えるようにしましょう。

最終目的を明確にする

「誰」に「何」を伝えたいのかを明確にしたら、広告の最終目的が何なのかをはっきりさせましょう。
つまり「広告を見た人にどんなアクションを取ってもらいたいのか」ということです。
そして、その目的に合ったメッセージを選ぶようにしましょう。

最終目的の例としては「求人に応募してほしい」「商品を購入してほしい」「サービスに申し込んでほしい」「会社の名前や理念を知ってほしい」といったことがあります。

長い文より短く伝わりやすい言葉を！

広告のメッセージはわかりやすくなければなりません。
多くの人は広告を一目しか見ませんので、すぐに意味がわかるようなメッセージにしなければ宣伝効果を期待できないからです。

この点、背伸びをして難しい言葉を使うことや、対象の年齢層であまり使われていない言葉を使うのは避けた方がよいでしょう。
また、長い文章も目に入る数秒間の間では読み切れません。四字熟語のように短く伝わりやすい言葉を選ぶのがコツです。

言いたいことをぼかさずにストレートに！

現場のイメージシートは、足場など、目線より高い位置に設置されるので、目線の先にある広告に比べると認知範囲は狭いことが特徴です。
ただ、高い位置の広告にはそれを遮る障害物が少ないというメリットもあるため、遠くからでも通行人や運転手の視界に入ります。
いずれにしても、イメージシートが通りがかった人の視界に入るのは数秒だけですので、とにかく伝えたいことはぼかさずにストレートに伝えましょう！

テンプレート紹介

弊社では、現場イメージシートのメッセージテンプレートを多数ご用意しています。
例としてその中の9つのデザインをご紹介させていただきます。

※各デザインのロゴやカラーはご依頼頂きましたら無料で変更可能です。
(ロゴの作成には別途料金がかかります。)

 

①力強く硬派なメッセージテンプレート

「職人気質」という行書体の文字が印象的です。徹底的にこだわって家を作るという硬派でまじめなイメージが伝わってきます。
また、「選ばれて半世紀」という短い言葉で会社の信頼性をアピールできるでしょう。

 

②シンプルでわかりやすいメッセージテンプレート

天然木住宅の宣伝広告です。「自然と共生する家づくり」というシンプルながらも天然木住宅にピッタリなメッセージが選ばれています。
写真やイラストは入れず、配色もグリーン系の色と白だけで、スッキリとした印象を受けます。
シンプルなデザインの家を建てたい人の心を掴むことができるに違いありません。

 

③意外性で勝負するメッセージテンプレート

「高い！？家ですが選ばれてます」という広告としては意外性のあるメッセージを使っています。
あえて「高い」という言葉を使うことで「どういうこと？」と興味を持ってもらえる可能性が高くなっています。
また、高画質の動画の規格としてよく使われている「4K」という言葉とかけて「4K住宅」という標語を入れているのもポイントです。

 

④ちょっとした表現の工夫で印象度を上げるメッセージテンプレート

「大切なご家族を守る骨太な家」というメッセージを入れたテンプレートです。
「骨太」という言葉は「丈夫」や「頑丈」といった表現よりも印象に残る上、わかりやすさも犠牲にしていません。
また「大切なご家族を守る」という表現は、骨太な家が大切な理由にさりげなく触れており、親世代のユーザーの心を惹きつけられるでしょう。

 

⑤商品のメリットを短く表現したメッセージテンプレート

「夏涼しく冬暖かい」とだけ書かれています。住宅の広告でありながら「家」や「施工」といった言葉は使われていません。
無駄な言葉を省いて必要な言葉だけを載せたシンプルなテンプレートだと言えるでしょう。
宣伝したい住宅のメリットを、文字のデザインや色を工夫して伝えたい場合におすすめです。

 

⑥「安心」を伝える温かみのあるメッセージテンプレート

「安心施工」「安心設計」「安心住宅」という3つの言葉で「安心」を強調しています。
また、これら3つの言葉で「何が安心なのか」をしっかり伝えているのもポイントですね。太陽や夕日をイメージした丸いオレンジ色のデザインからも温かみを伝えられるでしょう。

 

⑦会社のサービスをわかりやすく伝えるメッセージテンプレート

「リフォーム」「建替え」「新築」「増改築」という4つのサービス内容をカラフルなデザインでわかりやすく伝えています。
中央の「任せて下さい！」という力強いメッセージにより、見る人に信頼感を伝えられるでしょう。

 

⑧見る人の心に訴えるメッセージテンプレート

「笑顔が集まる家」という簡潔な表現で見る人の心に訴えかけます。
「家を購入する人の願いは何なのか」という問いに対する答えをメッセージにすることで魅力的な広告になっています。
笑顔のイラストデザインもファミリー層の印象に残りやすいでしょう。

 

⑨家の頑丈さを伝えるメッセージテンプレート

中央の「耐震構造」という言葉が印象的なテンプレートです。
角張ったデザインの文字を採用することにより、家の頑丈さを伝えています。
上部に「安心をカタチに」というさりげないメッセージが入っているのもポイントです。

 

まとめ

今回は、イメージシートのメッセージ性を高めるための言葉選びのコツや、人々の関心を引き寄せるおすすめのメッセージテンプレートをご紹介しました。
広告にも現場のイメージシートを活用して、効率的に宣伝・PRを行っていきましょう。

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