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ターポリンとメッシュターポリンの違いとは?
2023年3月17日
ターポリンとメッシュターポリンは、どちらも建築現場の足場シートなどによく使われますが、そもそもどのような生地で違いは何なのでしょうか。この記事では、ターポリンとメッシュターポリンの違いや用途に合わせた選び方についてご紹介致します。
また、弊社のターポリンを使った具体的な事例も紹介するので、どちらを選ぶか迷っている方は必見です。建築現場のイメージシートを購入の際にも、ターポリンとメッシュターポリンの違いを知っておくと、用途に合わせた最適な生地を選択できるようになります。
ターポリンとはどういう生地?
そもそもターポリンとはどのような生地なのでしょうか。由来や生地の特徴をまとめていきます。
名前の由来
ターポリンという名前は、元々は船乗りたちが船の甲板や貨物を濡れから守るために使った防水性のある帆布が由来のようです。
この帆布はタールでコーティングされることで防水性が高められていたため、「タールポーリン(tarpaulin)」と呼ばれるようになりました。
そのため、ターポリンは防水シートとして認識されることもありますが、建築現場などを中心に使われる防水性の足場シートなどを指すことも多くなっています。
歴史
ターポリンの歴史は諸説ありますが、19世紀初頭にイギリスで開発されたと考えられており、帆船の船首部分を覆うカバーとして使われていたことが起源です。
その後、ターポリンはさまざまな用途に使われるようになりました。軍隊でのテントや物資運搬にはじまり、近年では建設現場での足場や懸垂幕、店頭幕としても使われています。
生地と素材
ターポリンの素材は、布やポリエチレン、ナイロンを塩化ビニールで挟んだり、塗ったりした合成樹脂製のものが主流です。
防水性や耐久性が高く、強度もあり、軽量であるため、現在では様々な場面で汎用性の高い素材として広く利用されています。
種類
ターポリンには、主に以下の種類があります。
- ターポリン(耐久性などの規格によってⅠ類とⅡ類に分類される)
- メッシュターポリン
- グロスターポリン
- 遮光ターポリン
- 吸着ターポリン
それぞれ素材や加工方法の違い、視認性の違いなど特徴が異なります。素材以外にも厚さや柔軟性、色などによってさまざまな種類があることが特徴です。
弊社で取り扱っているものには、以下の種類があります。
- 通常Ⅱ類ターポリン(防災):強度が強く、現場シートで最も使われる
- 厚手Ⅰ類ターポリン(防災):厚みがあり、強度が3倍の
- メッシュターポリン(防災):細かく穴があり、風の抵抗が少ない
ターポリンとメッシュターポリンの違いは?
最も大きな違いは、風通しと視認性です。メッシュターポリンには、細かな穴が空いているため、通常ターポリンよりも風の抵抗を受けにくく、風通しが良くなっています。見え方を比較すると、メッシュによってデザインや文字が透けるため、色が薄く見える場合があります。
また、素材にも違いがあります。通常ターポリンは、布や織物の両面にポリ塩化ビニル(PVC)を貼り合わせる、もしくはポリ塩化ビニルをコーティングした3層構造のシート素材です。
メッシュターポリンは、メッシュ状の高強度ポリエステル織物に樹脂コーティングをした耐久性に優れたシートです。ただし、生地を作る工場によって成分に多少の違いはあります。
用途・シチュエーション別にオススメのターポリンを紹介
ターポリンは、素材や性質に合った使い方や適したシチュエーションがございます。以下では、用途やシチュエーションに合わせたオススメのターポリンをご紹介します。ご確認いただくことで、ご利用シーンに合ったターポリンがきっと見つかるはずです。
建築現場やビル、屋外に設置する懸垂幕の場合
メッシュなどの加工が施されていない、通常Ⅰ類ターポリンや厚手Ⅱ類ターポリンのようなターポリン生地は建設現場での足場シート、ビルなどに設置する懸垂幕、スポーツの応援幕などの用途がオススメです。
ターポリンは防水性が高く丈夫なため、屋外で使用する多くの用途で使われます。また、弊社で取り扱っているターポリンは防炎性があるので、火気に注意が必要なシチュエーションにも適しています。
高所や強風が心配な場合
メッシュターポリンがオススメなシチュエーションには、高所に設置するイメージシートや強風が心配な地域の建築現場などがあります。通気性が高く軽量なので、高所への持ち運びや設置のしやすさが特徴です。このような風の抵抗が強いシチュエーションには、風通しの良いメッシュターポリンが適しています。
ターポリン・メッシュターポリンの事例紹介
ターポリンとメッシュターポリンが、現場でどのように使われているのかを知りたいという方もいらっしゃるかと思います。
以下では、弊社にご注文いただいた中から、実際の事例をご紹介します。
①厚手Ⅰ類ターポリンの事例
・(株)三福綜合不動産様の事例
【素材】厚手Ⅰ類ターポリン
【サイズ】1,800×3,600
【デザイン】テンプレート
住宅の建築現場でターポリンを使った事例です。デザインは弊社のテンプレートをご利用いただきました。
人物写真を大きく取り入れたダイナミックなデザインです。インパクトがあるので一目で目を引く印象的なデザインとしてお使い頂けます。
・(株)高垣幸夢店様の事例
【素材】厚手Ⅰ類ターポリン
【サイズ】1,800×3,600
【デザイン】オリジナルデザイン・データ入稿
外壁塗装現場の足場シートに設置した事例です。作業内容が伝わるメッセージを現場の近隣住民の方に柔らかく伝えられるデザインですね。
②通常Ⅱ類ターポリン
・中澤勝一建築(株)様の事例
【素材】通常Ⅱ類ターポリン
【サイズ】1,800×3,600
【デザイン】オリジナルデザイン・データ入稿
屋外に設置した事例です。大きなキャッチコピーがハッキリと見える鮮やかなデザインですね。
≫事例紹介ページはこちら
・(株)エムスリー様の事例
【素材】通常Ⅱ類ターポリン
【サイズ】1,800×2,700
【デザイン】テンプレート
通常Ⅱ類ターポリンで作成いただいた会社の求人募集向けデザインです。弊社のテンプレートをご利用いただいております。
求人のデザインには社内の雰囲気にあった人物写真を取り入れるのがオススメです。爽やかで親しみやすい雰囲気のデザインが人気の商品です。
③メッシュターポリン
・(有)もちだの家様の事例
【素材】メッシュターポリン
【サイズ】1,800×3,600
【デザイン】オリジナルデザイン・データ入稿
現場の足場シートで活用いただいたメッシュターポリンの事例です。オレンジの背景に社名と電話番号、住所を記載したシンプルなデザイン。シンプルでありながら、見る人に社名のインパクトをしっかりと伝えられています。
・輝匠(株)様の事例
【素材】メッシュターポリン
【サイズ】1,800×3,600
【デザイン】オリジナルデザイン・データ入稿
大きめサイズの足場シートを作成した事例です。メッシュターポリン素材にすることで高所でも安心して設置できます。
背景に黄色と白の2色を使い、見る人に明るい印象を与えられているデザインです。
まとめ
この記事では、ターポリンの歴史や素材、種類、メッシュターポリンとの違いなど、一般的な知識をまとめました。
せっかく現場シートを作成するなら、設置箇所や気候を考慮しつつ、少しでも長持ちするイメージシートを作りたいですよね。それぞれのターポリンの違いを参考に、最適な種類をお選びください!
弊社では、忙しいお客様のために、すぐに使える現場シートのデザインテンプレートをご用意しております。
コメントや色の変更、多少の配置アレンジは気軽にして頂けますので、デザインに迷った際にはぜひお問合せください。もちろん、オリジナルデザインでの入稿も大歓迎です。
お好きなデザインと最適な生地で、満足できる現場シートが作れるよう、スタッフが丁寧に対応致しますので、気になる事があればお気軽にご相談ください。
弊社では全300種類以上のデザインテンプレートをご用意しております。
自社で製作しておりますので、ご用意しているデザイン以外にご希望のデザインがごさいましたらご相談ください。お客様のご要望に合わせて、スタッフが丁寧にご提案させていただきます。気になることがございましたらお気軽にお問合せ下さい。
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