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メッシュターポリンの活用法<事例付きで解説!>

2022年3月24日

建築物の工事現場では、しばしば「安全第一」や「営業中」、会社名等をプリントしたシートを見かけます。これらのシートは、現場シートイメージシート養生幕といった様々な呼び名で呼ばれています。遠くからの視認性にも優れ、一目で情報を受け取れるので広告として広く活用されています。今回は、そんなイメージシートに使われる生地の中でも、多様性のある「メッシュターポリン」についてご紹介いたします。

生地紹介

弊社で取り扱っている素材は、通常Ⅱ類ターポリン厚手Ⅰ類ターポリンメッシュターポリンの3種類です。これらに共通する”ターポリン”とはどのような素材なのでしょうか。詳しく見ていきたいと思います。

ターポリンとは?

ターポリンとは?カバー

ポリエステル織物を柔らかな合成樹脂フィルムで挟んだビニール系の生地です。雨に強く耐久性があるため、屋外の使用に適しています。横断幕懸垂幕としてよく使用されているほか、シワになりにくい特徴を活かして、店頭幕やテントの素材としても活用が可能です。それを踏まえて弊社で取り扱う3種類のターポリンについて見ていきます。

通常Ⅱ類ターポリン

Ⅱ類ターポリンスワッチ

一般的にイメージシートとしてよく知られている0.33mmの厚みをもつ生地素材です。印刷の仕上がりが美しく、安価であるため多くの現場で採用されています。弊社のⅡ類ターポリンは有名国産メーカーのものを使用しており、激安店でよくあるような海外製の材料ではないので、高品質で安心してお使い頂けます。

 

 

 

 

厚手Ⅰ類ターポリン

Ⅰ類ターポリンスワッチ

厚みはⅡ類ターポリンとさほど変わりませんが、強度は約3倍あります。また、メッシュターポリン・Ⅱ類ターポリンと比較すると、重量は1.4~1.0倍ほどあります。価格はやや高くなりますが、長持ちしやすい特徴があります。

 

 

 

 

メッシュターポリン

メッシュターポリンスワッチ

ターポリン生地に細かな穴の開いた、メッシュ状の生地です。穴が空いているため、風の抵抗を受けにくい特徴があり、強風でも周囲の縫製部分がちぎれる心配がありません。また、通常ターポリンと比較すると半分の重さです。通常、メッシュターポリンは横断幕や懸垂幕といったイメージシートの素材として使用されています。しかしメッシュターポリンは足場シートとして使用することも可能なのです。

 

 

 

素材・サイズごとの価格および納期はこちら

足場シートの役割

足場シート写真

工事現場では足場シートや防網の設置が義務化されています。使用できる足場シートは、日本工業規格A8952(建築工事用シート)に定める防炎性を有す合成繊維で難燃性のもの、または防炎加工がされているものである必要があります。では、足場シート設置の目的とは一体何なのでしょうか。

●洗浄や塗装時の液体物の飛散防止

洗浄や塗装の際、跳ね返りや風などにより周囲に液体が飛散する可能性があります。現場を足場シートで覆うことにより、こうした危険を防止。通行人の方々に迷惑をかけないためにも必要不可欠です。

●作業時に発生するごみやチリなどの飛散防止

作業中、ごみやチリの発生を防ぐことは難しく、周囲に飛散させないためには足場シートで覆う必要があります。

●工事中の工具などの落下防止

高所での工事中、誤って工具など重いものを落としてしまった際、通行人の方々に損害を与えてしまうなどの危険があります。足場シートがあれば、大きな被害が出る可能性を低くすることが可能です。

●職人の落下防止

熟練の職人であっても、風や体調不良などにより落下してしまう可能性はゼロではありません。足場シートがあれば安心して作業することができます。

●強い日差しによる視界不良防止

西日など強い光の下では視界が悪く、作業に支障が出る可能性があります。日差しによる視界不良は、メッシュシートで軽減することが可能です。強い日差しを遮りつつ必要な光は透過するため、職人の安全確保にも役立ちます。

労働安全衛生規則については下記をご参考ください。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei26/dl/01.pdf

通常のターポリンは風を通しにくいため、抵抗が多く広範囲の使用には適しません。一方で、メッシュターポリンは風通しがよく、足場シートと同様の機能を有し、ビル全体のラッピングも可能です。工事現場で使用するメッシュシートの材料等は、合成繊維でかつ難燃性又は防炎加工が施されたもので、日本工業規格A8952(建築工事用シート)に定める防炎性を有するものである必要がありますが、ターポリンは ポリエステル繊維の織物を柔らかい質感の合成樹脂フィルムで挟んだ合成繊維です。メッシュターポリンの素材であるポリエステルは比較的燃えにくい素材ですが、弊社のターポリンはさらに防炎加工を施し、足場シートとしての認定基準を満たしております

 

メッシュターポリンのメリット・デメリット

ここでは、メッシュターポリンの生地の機能性や性質を解説しながら、メリットとデメリットを見ていきたいと思います。

メッシュターポリンのメリット

<メリット1>日本工業規格で定める条件をクリアしている
ポリエステルは比較的燃えにくい素材ではありますが、100%ではありません。
弊社のターポリンには防炎加工を加えてあるので、足場シートとしての条件をクリアしています。
<メリット2>風の抵抗が少ない
工事現場では、ビル風のような強風にさらされる危険性があり、通常の生地であれば縫製部分の破損やめくれ上がりが懸念されます。しかし、メッシュターポリンは風の抵抗が少なく風通しがいいため、そのような心配がありません。広範囲での使用も可能で、ビル全体をラッピングすることもできます。
<メリット3>風通しがよく空気を循環させる
従来のターポリンと比較して風をよく通すため、夏の暑い時期など熱がこもってしまいがちな作業場所の換気が可能です。空気の循環により、塗装時の塗料の匂いが充満することも防止。また、直射日光などの強い光を緩和し、職人の安全性を確保するなどのメリットがあります。
<メリット4>比較的軽くて丈夫
メッシュターポリンの重さは、通常のターポリンのおよそ半分。そのため、設置がしやすく、ビルラッピングのような広範囲で使用する場合にも便利です。
<メリット5>生地に印刷が可能
メッシュターポリンはプリントも可能なので、広範囲にプリントして大きな広告としてお使い頂くのにも最適です。ビルラッピングという方法でビル全体を広告にすれば、さらなる集客や売り上げの増加、認知度向上といった効果につながるでしょう。

<メッシュターポリンのデメリット>

<デメリット1>視認性が劣る
メッシュターポリンはメッシュ状の生地であるため、網目状になっています。そのため、小さな文字や細かい柄をプリントする場合、通常のターポリンに比べて視認性は劣ります。
<デメリット2>強度が劣る
メッシュターポリンは風を通すので総合的には屋外に最適で、強い生地です。ですが、生地そのものの強度で比較すると、厚手Ⅰ類ターポリンの強度には劣ります。

<事例の紹介>

ここで、実際にメッシュターポリンを使用した事例を見てみましょう。

(株)シノカツホーム様

シノカツホーム様事例写真
【品名及び仕様】養生幕・1800×3600
【縫製加工】周囲ロープ縫い込みハトメ加工
【ハトメ位置】450mmピッチ(間隔)
【デザイン】オリジナルデザイン

東京都国分寺市 (株)シノカツホーム様事例

 

(株)リフォーム青山 浦安店様

(株)リフォーム青山事例写真
【品名及び仕様】養生幕・1800×3600
【縫製加工】周囲ロープ縫い込みハトメ加工
【ハトメ位置】450㎜ピッチ(間隔)
【デザイン】テンプレートim75使用

千葉県浦安市 (株)リフォーム青山 浦安店様事例

 

(株)阪口様

(株)阪口様事例写真

【品名及び仕様】養生幕・1800×2700
【縫製加工】周囲ロープ縫い込みハトメ加工
【ハトメ位置】450mmピッチ(間隔)
【デザイン】オリジナルデザイン

滋賀県大津市 (株)阪口様事例

 

(株)大信建装様

(株)大信建装様事例

【品名及び仕様】養生幕・1800×3600
【縫製加工】周囲ロープ縫い込みハトメ加工
【ハトメ位置】450mmピッチ(間隔)
【デザイン】オリジナルデザイン

三重県多気郡 (株)大信建装様事例

 

(株)アース技研様

(株)アース技研様事例写真
【品名及び仕様】養生幕・1800×3600
【縫製加工】周囲ロープ縫い込みハトメ加工
【ハトメ位置】450mmピッチ(間隔)
【デザイン】オリジナルデザイン

千葉県千葉市 (株)アース技研様事例

 

進和建設工業(株)様 【ビルラッピング】

新和建設工業(株)様事例写真

【品名及び仕様】養生幕・1800×5100
【縫製加工】周囲ロープ縫い込みハトメ加工
【ハトメ位置】ハトメ横450㎜ピッチ/縦425㎜ピッチ(間隔)
【デザイン】オリジナルデザイン

「猿山」をプリントしたメッシュシートで足場をラッピングした事例です。子供向けのイベント開催のために仮囲いやクレーンまで動物のモチーフを取り入れ、建築現場を「動物園化」したそうなのですが、このように現場の印象が変わるだけで、近寄ることのなかった工事現場にも目が行くようになるし、興味がわいてきますよね。

▶この事例についてもっと詳しくはこちら
 
視認性が劣るというデメリットをあげましたが、こうしてみると色鮮やかでそんなに気になりませんよね。
皆さんご活用いただいてありがとうございます。

まとめ

メッシュターポリンは、通常のターポリンよりも風の抵抗が少なく軽いのが特徴です。
ビルが立ち並ぶ高所や海沿いなどの風が強い場所では風の抵抗をうけためくれ上がり等が懸念されますが、メッシュターポリンであれば安全にご使用頂けます。また、弊社のターポリン素材は、合成繊維で難燃性(防炎加工)が施されているので、日本工業規格が定める規格をクリアしており、足場シートとしてもご活用頂けます。
その場合、自社PRができるようなデザインをプリントし、ビルラッピングとしてビル全体を覆っていただくことで、パッと目を引くキャッチフレーズや自社PRを目立たせることができます。特に交通量の多い場所においては、多くの通行人や車・トラックの運転手などと、様々な方にアプローチが可能。売り上げや客数の増加、会社の認知度向上が見込めます。

今まで「広告はイメージシートで。」と考えておられた方も、ビルラッピングという新しい切り口から見てみると新たな顧客獲得につながるかもしれませんね。

 


 

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